2018度 大阪府訪問看護ネットワーク事業 機能強化支援セミナーシンポジウム 実施報告書 

2018年度 機能強化支援セミナー(7月・8月の2回)に先立ち、「機能強化型訪問看護ステーションの経営と実際」についてのシンポジウムを開催した。

参加者は15名で、年齢は40歳代が最も多く8名、次いで50歳代7名であった。臨床経験年数は21~30年が最も多く7名、うち訪問看護経験年数は1~5年が7名と最も多かった。1年未満はいなかった。職位は管理者・所長12名以外は、主任などであった。

シンポジウムの内容は、【医療法人 ハートフリーやすらぎ常任理事 大橋奈美先生】【有限会社志宝 代表取締役 片岡桂子先生】をお迎えし、「機能強化型訪問看護ステーションの経営と実際」についての講義と本学の経営・経済の専門家を交えたパネルディスカッションであった。

研修後のアンケートでは、内容の理解度について理解できた、実践に役に立つ、との回答が最も多かった。自由記述では、「自身のステーションでも管理者として経営、人材育成を頑張っていこうと思いました。日頃、悩んでいる事の整理をするきっかけになりました。」などがあった。満足度も満足できた10名、ほぼ満足できた5名と高評価であった。

今回は実際の機能強化型訪問看護ステーションの経営について2施設の管理者様から、機能強化型になるまでの経過などを具体的に話していただいた。このことにより、スタッフの大切さやモチベーションの上げ方など、新たな気づきや日頃悩んでいる事の整理につながったとの意見があり、講師の経験を身近に感じ自施設を改めて見直す機会になり、管理者自身のモチベーションの向上につながったと考えらえる。