2022度 大阪府訪問看護ネットワーク事業 機能強化支援セミナー交流会 実施報告 

2017年度から大阪府の事業補助を受け、訪問看護ステーション事業所等の機能強化を支援する一環として、2020年度より過去の機能強化支援セミナーとその後の個別指導受講経験者の交流会を開催している。個別指導受講後の取り組みや成果、悩みについて参加者間で意見交換をし、新たなヒントを得ていただく場となっている。

 

2022年10月23日(日)、過去5年間の個別指導経験者29名(2017年5名・2018年7名・2019年8名・2020年度6名・2021年度3名)のうち、申込者7名(ZOOMでの参加1名)が参加しI-siteなんばにて交流を深めた。新型コロナ感染症を配慮し、広い会場で間隔を開け、ZOOMを併用したハイブリッド形式での実施となった。各参加者の個別指導の受講時期は、2017年度から2名、2019年度から1名、2020年度から2名、2021年度から2名 であった。

交流会後のアンケートでは、全員から「大変良かった」との評価を得ることが出来た。評価の理由については、「みなさんの意見や状況を聞くと、自分が間違えてていなかったと安心できます」や、「ここにくるといい刺激をいただけます」等の記述があった。また、今後のフォローアップの方法として、個別指導で各事業所の取り組みを可視化するために使用している、山本先生が作成された「ビジネス機能系統図」を利用し「他の事業所さんの現状というか、どんな風に取り組まれているか情報交換できればと思います。」との意見もあり、交流会を経年的に開催しフォローしてほしいとの希望が聞かれている。毎年参加してくれる方もおり、交流会は、他事業所の管理者とのつながりの場、自施設の取り組みの確認の場として良い機会となっている。

 

機能強化支援セミナーは今年で事業開始から6年目を迎えた。交流会は受講者の要望を受け、今回で3度目の開催となった。昨年同様、今年度も少人数での会であり、司会者が中心となって参加者全員での意見交換を行った。訪問看護ステーションの管理者として同じ悩みを持つ者同士、時に笑顔を交えながら、和やかな雰囲気で活発な意見交換が行われた。それぞれの取り組みや新たな問題点などを共有したことで、自分だけではなく、管理者は皆同じ悩みを抱えている事が実感できた様子であり、有意義な会となったようである。本セミナーを通して顔なじみとなった参加者もあり、今後はそれぞれが繋がりを持って活動していくことも期待したい。

 

2022年度 機能強化支援セミナーチ交流会チラシ

 

↓ワークショップの光景